お仏壇を置く。

2023/06/07 お役立ち情報

お仏壇を置く。

昔からの日本家屋では、床の間や仏間がある和室があり、仏間には立派なお仏壇が鎮座しているものでした。今は、フローリングが主流で和室が無い家も一般的です。
お仏壇を置くことが必要になり、はてどこに置こうか、と悩む方もいらっしゃるかと思われます。また、新築時からお仏壇を置くことが前提の家庭もあるでしょう。
お仏壇を置く場所や向きについて、何か決まり事はあるのでしょうか。

お仏壇の某有名メーカーによると、置く場所について絶対的な決まりはないそうです。
お参りのしやすい場所であれば問題はないとのこと。ただ、向きについては諸説ありますのでご紹介します。参考程度にお読みいただければと思います。

南面北座説

南向きにお仏壇を置き、北の方角を見て手を合わせることになる置き方。
曹洞宗・臨済宗で、お釈迦様が説法をする際に南を向いて座っていたとされることから、南に向けて置くという考え方が生まれました。

西方浄土説

東向きにお仏壇を置き、西の方角を見て手を合わせることになる置き方。
浄土真宗・浄土宗・天台宗では、阿弥陀様が西方浄土にいらっしゃるとの考えが由来になっているといわれています。

本山中心説

宗派の本山のある方角に向くようお仏壇を置き、本山の方向を見て手を合わせることになる置き方。置く方向は家と本山の位置関係によって異なります。
真言宗では、宗派の本山である高野山金剛峰寺がある和歌山県に向かって手を合わせることが多いそうです。

春夏秋冬説

方角は気にせず、故人様が安らかに眠れる場所にお仏壇を置きます。
四季を方角に当てはめた考え方で、どの季節も平等に恵みをもたらしてくれる大切なものであり差をつけるべきではないとする考え方です。

十方浄土説

方角は気にせず、お参りのしやすい場所に置きます。
東西南北、東南、西南、東北、西北、上下のすべての向きにお浄土があるとの考え方です。

 

また、日蓮宗では、お仏壇を奥向きに関して特段の決まりはありません。

それぞれの宗派により様々な考え方があることがわかります。
ただ、適さない場所があります。
それは、熱気や光があたりすぎる、乾燥しすぎる、湿気がありすぎる、といった人にとっても不快な場所。また、潮風があたるなど、お仏壇に傷みが出やすい場所も避けた方がよいでしょう。
神棚の下や向かい合わせの場所も良くないといわれています。


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