コロナ禍で「おうち時間」という言葉が生まれました。

おうち時間で料理に目覚めた、とかペットを飼い始めたなどという話もよく耳にするようになりました。また、リモートワークが日常になり、リフォームでワークスペースを設けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな時世だからこそ、「ヌック」という空間が話題になっています。

ヌックとは、「居心地のいいこじんまりとした場所」という意味です。中世のスコットランド住宅に、暖炉のそばに腰掛「ingle nook（イングル・ヌック）」があり、それから広まった言葉のようです。

 

子どものころ、押し入れにマンガとおやつを持ち込んで籠っていた、なんていう経験はないでしょうか。ヌックはその感覚です。

機能性、動線、効率などという家づくりに欠かせないものを無視した、居心地だけを追求した空間。まさにプチ贅沢空間といえるのではないでしょうか。

 

ヌックの具体例

・リビングの一角を小上がりにして飾り棚を造り付ける

・出窓の幅を広めにとってベンチにする

・階段下の低いスペースに柔らかな光の照明を取り付ける

・２階の吹抜けスペース脇でリビングを見渡せる場所にカウンターとハイチェア

 

アイデア次第で生まれそうなヌック。おうち時間がもっと好きになりそうな空間づくりをしてみませんか。

 

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