今やリビングの一部?開放されたキッチンとは

2025/06/30 その他

今やリビングの一部?開放されたキッチンとは

キッチンといえば、調理器具や食器・鍋、冷蔵庫や炊飯器などの電化製品、野菜や米などの食材といった、たくさんの”モノ”にあふれています。また、水はねや油汚れ、ニオイなどを避けることも難しく、どうしても日常の生活を感じさせる場所です。
そういった特性から、他の部屋と独立し、配置することが多かったようです。
しかし、家族構成や関係性の変化もあり、料理や後片づけをしながら家族との対話がしやすい対面キッチンが主流になっていきました。

対面キッチンとは

対面キッチンは、1980年代後半の集合住宅で採用されるようになりました。1990年以降は戸建て住宅にも普及。リビングとの間を壁付けのカウンターで仕切り、シンクの上から吊戸棚の下までが開放されているものが一般的でした。

よりリビングの一部となる

その後、吊戸棚をなくし、シンクの上から天井までが空いた、オープンキッチンが流行。キッチンの背後には、造り付けのキャビネットで収納力を補い、デザイン性をリビングと統一。それでもコンロの部分は壁があり、レンジフードで空間が遮られていました。

レンジフードは隠す時代へ

現在はされにキッチンのオープン化、リビング化が進んでいます。天井に埋められた換気扇が、整流板のスリットから煙を吸い込む換気システムや、壁出しのレンジフード、下引き換気扇が注目されるようになりました。いずれもデザイン性に優れ、圧迫感のない、おしゃれなキッチンが実現できるようになりました。