「給湯」は生活にかかせないものです。

古くは、台所にあってスイッチを押すとお湯が出てくる「瞬間湯沸かし器」や、浴槽の横の「バランス釜」など、お湯を必要とする場所に局所的に設置するものでした。

現在では、建物の裏側などにある給湯器からキッチンや洗面、バスルームに配管がつながり、室内のリモコン操作でスイッチのオンオフ、温度設定などができ、それぞれの水栓から快適な温度のお湯が利用できます。熱源も、ガスや電気・石油などがあり、生活エリアの気候や個々の生活スタイルに合わせて設置する給湯器の選択ができるようになりました。

さらに、給湯器は進化を遂げ、「高効率給湯器」と呼ばれる種類が台頭してきました。
「高効率給湯器」とは
・家庭用燃料電池（エネファーム）
・ハイブリット給湯機
・ヒートポンプ給湯機（エコキュート）などです。

■家庭用燃料電池
都市ガスやLPガス等から水素を作り、その水素と空気中の酸素の化学反応により発電します。
エネルギーを燃やさずに直接利用するので、高い発電効果が得られます。また、発電の際に発生する排熱を回収し、給湯に利用します。

■ハイブリット給湯機
ヒートポンプ給湯機とガス給湯機を組み合わせたものです。ふたつの熱源を効率的に用いることで高効率な給湯が可能です。

■ヒートポンプ給湯機
ヒートポンプの原理を用い、冷媒の圧縮と膨張のサイクルによりお湯をつくり、貯湯タンクに蓄えて給湯するものです。

 

このような給湯器は、家庭部門での省エネルギーに貢献し、政府がおこなう「2030年度におけるエネルギー需給の見直し」の達成に寄与するものとされており、設置について、予算300億円をかけた補助金制度が設けられました。

イノウエハウジングは住宅省エネ2023キャンペーンと称したこの補助事業の交付申請手続き代行者として登録しています。

補助対象者は、先述した３つの高効率給湯器を設置した、新築注文住宅の建築主、既存住宅をリフォームする工事発注者等です。

補助金額は、家庭用燃料電池が1台につき15万円。
ハイブリット給湯機、ヒートポンプ給湯機は1台につき5万円で、戸建住宅はいずれか2台まで、となっています。

どの給湯器も安いものではありませんので、この補助金を活用してみてはいかがでしょうか。

申請には条件があります。お気軽にご相談ください。

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