その土地、家を建てることはできる?

2023/11/06 お役立ち情報

その土地、家を建てることはできる?

実家がもっている土地に家を建てたい、とお考えの方。
何も使っていない土地だし、活用しなければもったいない、土地代がかからなければ、その分建物に予算をかけることができる、と考える方は多いのではないでしょうか。

しかしその土地、本当に建物を建てられる土地なのでしょうか。

地目の問題

その土地の「地目」を確認したことはありますか?
「地目」とは登記所の登記官が決定した土地の主な用途のことです。
登記簿の表題部に記載されています。
もしその土地の地目が「田」や「畑」の場合は、そのままでは家を建てることができません。
「田」や「畑」は農地とされ、農作を目的とする土地です。農作物を安定して供給するため、勝手に農地以外で使うことは禁じられているのです。
この場合、「農地転用」という届出や許可が必要になります。また、農地転用が認められない(許可が下りない)土地もあります。

道路付けの問題

家を建てるには「建築基準法」のルールにのっとる必要があります。その建築基準法では
接道義務という決まりがあり、建築基準法に定める道路に敷地が2メートル以上接していなければならないのです。その条件に当てはまらない土地には原則的に建築の許可がおりません。

地盤の問題

作物が多く実るために長年耕された土地や常に水が引かれていた田んぼは地盤が柔らかくなっています。そういった土地に建物を建てるためには、地盤調査や造成工事、地盤改良工事が必要となります。コストと時間がかかることを覚悟しなければならないでしょう。

所有権の問題

実家の土地、といっても所有者が誰であるかが問題となります。
特に住宅ローンを借り入れする場合は、土地と建物の所有者が同一でないと融資されない場合も
あります。借入の問題がなくても、所有者が家を建てる本人ではなかった場合は、賃貸借にするのか使用貸借にするのか、また、贈与なのか売買なのか、土地の権利関係を整理しなければ、後々のトラブルとなりえます。

このように、家が建てられる土地かどうかは、不動産や建築の知識が無いと判断がつきにくいものです。イノウエハウジングでは建築計画のその前段階からご相談を受け付けております。

 

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